遺産分割の解決が難しい5つの理由

遺産分割の流れ

法定相続人が複数いるケースにおいて、遺言がない場合、または、遺言があっても無効である場合には、相続人らは、法定相続分に従い遺産を共同相続することになります。この場合、相続人各自が遺産を確定的に取得するには、遺産分割の手続が必要となります。ところが、遺産分割は、次のような5つの理由から、解決が難しくなる傾向があります。

遺言がなく法定相続分に従うと共有になる

被相続人が遺言を作成せずに死亡した場合には、被相続人の相続財産は法定相続に従って共有となります。
金銭など、分けられる財産のみの場合にはそれほど問題はないのですが、自宅なの不動産など分けにくい物がある場合には、法律上は法定相続分に従った共有となります。
相続人間で欲しい財産が取り合いになる場合には、遺産分割協議が難航することになります。協議が難航した場合は、遺産分割調停・審判の手続きが必要となります。

遺産の範囲が確定しづらい

相続人の一人が被相続人の面倒を見ていると、他の相続人にとって被相続人の財産がどれほどあるのか分かりません。他の相続人にとっては、被相続人の財産がもとあるのではないかなどと疑念を持つことが多く、被相続人の財産と面倒を見ていた相続人の財産がしっかり分けて管理されていなかったりすると遺産の範囲の確の段階で協議が難航する場合があります。

寄与分・特別受益の問題がある

寄与分とは被相続人の事業に関する労務の提供または財産の給付、被相続人の療看護その他の方法によって被相続人の財産の維持または増加について特別に寄与した者については寄与分を相続において考慮する制度です(民法904条の2第1項)。特別受益とは、共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、または婚姻もしく養子縁組のためもしくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、その遺・贈与を考慮して相続分を定める制度です(民法903条1項)。

寄与分は、何が「寄与」なのか、相続において考慮する程度はどの程度なのか、律上は不明確なため、寄与分の有無・程度が争いとなります。
また、特別受益も過去の贈与の事実について争いが生じるため、寄与分・特別受の問題が生じると遺産分割協議が難航します。

感情的な対立となる場合が多い

家族関係が複雑な場合には、相続争いが感情的な対立になる場合が多くなります。

母親の違う子供が相続人となる場合

長男と次男の母親が異なっている

このような場合、長男・次男・後妻が相続人となりますが、前妻・長男と後妻・男との間で感情的対立が生じることが多く、遺産分割協議が難航します。

相続人間に血縁関係がない場合

相続人間に血縁関係がない

このような場合、妻、兄、姉が相続人となりますが、妻と兄・姉とは血縁関係になく、感情的対立が生じることが多く、遺産分割協議が難航します。

借金も相続される

相続は資産だけ発生するものではなく借金も相続されます。
借金も考慮して遺産分割協議をしなければならないため、借金がある場合には複雑になることがあります。

日比谷ステーション法律事務所では、お客様の代理人として遺産分割交渉・調停・審判を代行し、お客様の意向に沿った遺産分割の実現を全力でサポートいたします。初回相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

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